B I O Sとは
コンピュータを操作するためのシステムとしてO Sがあります。
O Sは人間がコンピュータを操作するためのソフトウェアであるのに対して、BIOS(バイオス:Basic Input-Output System )はコンピュータというハードウェアを制御するためのソフトウェアです。
O SにWindowsやMS-DOS、M a c O S、Linuxなどの種類があるように、BIOSにも種類があります。同じBIOSを搭載しているコンピュータであれば、ハードウェアのメーカーが異なっていても同じO Sが動くようになります。

B I O S設定とは
同じBIOSであっても、各コンピュータメーカは、自社の製品の能力を最大限に生かせるように様々な変更(カスタマイズ)を行える
ようになっています。例えば、U S BキーボードやU S Bマウス、SCSIディスク、C D - R O Mドライブなどを使えるようすることです。
しかし、問題が起きた場合のためにこれらの機能をO N / O F Fで切替られるようになっています。
この切り替えを行うことを『BIOS設定を行う』といいます。

必要なB I O S設定
BIOS設定の中には、問題が起きた場合以外でも、利用者が『便利だ』と思う設定ができるようになっているものがあります。
例えば、「抹消DRIVE」のC D - R O Mを使用するためには、C D - R O Mから起動できるように設定しなければなりません。

B I O S設定の開始
BIOS設定を行うには、まずBIOS設定画面を表示します。
コンピュータを起動したとき、Windowsの画面が出る前に、数秒間、英語でいろいろなメッセージが出てきます。これは、BIOSの起動前にハードウェアのチェックを行っていることを意味します。
このときに、Press [F1] key to enter SETUP.といった意味のメッセージがでています。【F1】キーはメーカーによって【Del】キーや他のキーになる場合もあります。
指示されたキーを押してしばらくすると、BIOS設定画面になります。ほとんどの場合は、赤か青の背景に黒か黄色の英語で表記されているので、すぐにわかります。

B I O S設定画面での基本操作
BIOSの操作方法は、メーカーによって異なりますが、一般的にBIOS画面に表示されています。
一般的なBIOSの基本操作は、大別すると以下のようになります。

1)矢印キーでカーソル移動
【Enter】キーで変更画面を表示
【矢印】キーで変更内容を選択
再び【Enter】キーで決定/【E S C】キーで変更しない

2)矢印キーでカーソル移動
【PageUp】/【PageDown】キーで変更

3)矢印キーでカーソル移動
【+】/【−】キーで変更
BIOSは、【矢印】キーを操作するだけでは何も変更されません。

B I O S設定画面での画面(ページ)切り替えをする方法
目的の設定項目を変更するため、代表的なページの切り替え方法を以下に示します。

●最初にメニューらしき一覧が出てきた場合
このメニューはそれぞれ設定ページ名を示しています。
矢印キーで、設定ページのメニューを選択します。【Enter】キーで、選択した設定ページに切り替わります。設定ページ内で【E S C】キーを押すと、メニューページに戻ってきます。
終了するときは、【E S C】キーを押すか、設定終了ページに切り替えます。

●最初に日付と時刻が出てきた場合
いわゆるタブ形式のBIOS設定画面です。
【矢印】キーの上下で設定項目を移動し、【矢印】キーの左右か、【T A B】キーでページが切り替わります。
画面の上端に設定ページ名が並んでいます。
【E S C】キーを押すと設定終了ページに切り替わります。

B I O S設定で起動ディスクを変更する
起動ディスクの設定項目には、「起動する順番を一覧から選択するもの」と「最初の起動ディスクは何、二番目は何……と指定するもの」とがあります。

●起動する順番を一覧から選択するものの場合は、設定項目が次のようになっています。
Boot sequence: A:->CD-ROM->C:

●最初の起動ディスクは何、二番目は何……と指定するものの場合は、設定項目が複数あり、次のようになっています。

1st boot drive: Floppy
2nd boot drive: CD-ROM
3rd boot drive: IDE-0

これらの設定項目を設定ページの中から探します。【矢印】キーの【上下】キーで下の方へ移動すると、スクロールする場合がありますのでご注意ください。(二番目か三番目の設定ページにある場合が多いようです。)
見つけたら、【矢印】キーで設定項目を反転させ、【Enter】キーを押します。選択画面が出くる場合は、【上下】キーで選択して【Enter】キーを押すと変更できます。何も起きない場合は、【+/−】キーや【PageUp】/【PageDown】キーを試してみてください。これらの設定項目を変更できます。
設定は、フロッピー、C D - R O M、ハードディスクの順に起動するようにするのがよいでしょう。BIOSでは、以下のように書かれる場合がありますので、適宜読み替えて指定してください。

フロッピー→ A: Floppy
C D - R O M → CD CD-ROM ATAPI CD-ROM
ハードディスク→ C: IDE-0 ATA HD

古いBIOSやサーバー等では、C D - R O Mブートができない場合があります。その場合は、抹消DRIVEは使用できません。

B I O S設定の終了
起動ディスクの設定が終わったら、BIOS設定を保存して終了します。以下は代表的な終了方法です。

●Exit …… という設定ページが一つしかない場合
この設定ページに入ると、保存して終了するか保存しないで終了するかが選べますので、保存して終了する方を選んで【Enter】キーを押してください。

●Exit …… という設定ページが二つある場合
片方が保存して終了で、他方が保存しないで終了です。
保存して終了を選んで【Enter】キーを押してください。
本当に終了してよいかどうか聞かれますので、英語のメッセージをよく読み、保存して終了する方を選んで【Enter】キーを押してください。保存が終了すると自動的に再起動します。

B I O S設定を行ってもC D - R O Mから起動できない場合
メーカーによっては、C D - R O Mやフロッピーから起動できる場合でも、C D - R O Mなどを入れたままにして再起動した場合には、『CDR
O Mから起動しますか?』という(英語の)メッセージが表示され、時間内(数秒〜10数秒程度)に何もキーが押されない場合には、C D - R O Mやフロッピーからは起動しないようになっているものがあります。
BIOS設定を行ったにも関わらずうまくC D - R O Mやフロッピーから起動できない場合は、『C D - R O Mから起動しますか?』などのメッセージが表示されていないかどうか確認していてください。

その他のB I O S設定
●ウイルス警告の設定に関して
メーカーによっては、ハードディスクの起動セクタに感染するウイルスを防止できるように、ハードディスクの起動セクタへの書き込みが行
われようとすると警告を出すように設定できます。
この設定があると、「抹消DRIVE」の動作中にウイルスが感染しようとしている疑いがあるという英語のメッセージが出てきてコンピュータが停止する場合があります。
このとき、『書き込みを許可するには【〜】キーを、そうでない場合は【〜】キーを押してください』と表示され、それらのキーを押すまで作業が続けられなくなります。※【〜】キーは機種により異なります。
表示されているメッセージを注意深く読んで『書き込みを許可する』方のキーを押してください。
なお、「抹消DRIVE」では、この警告が出てきたときには起動セクタ以外の消去は終わっていますので、特に起動セクタを消去する必要がないなら
(起動セクタには普通書き込まないので、重要なデータがないのが普通です)、誤まって『書き込みを許可しない』を選んでも問題ありません。

●パスワードの設定に関して
メーカーによっては、コンピュータにパスワードを設定できるようになっている場合があります。
パスワードの管理がきちんとできない状態でパスワードを設定しますと、後々のアップグレードなどができなくなったり、他人に譲渡した際にトラブルの元となりますので、特に必要でない限りパスワードを設定しないほうがよいでしょう。

●U S Bキーボード/U S Bマウスのサポートに関して
メーカーによっては、U S Bキーボード/U S BマウスをBIOSでサポートするかどうかを設定できるものがあります。サポートするようにすると、「抹消DRIVE」でもU S Bキーボード/U S Bマウスが使えるようになります。